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青梅に出かけましたの巻 [おでかけ]

8/12と8/13で一泊二日のぷち旅行に行ってまいりました。
行先は青梅です。
って、わたくしのリア友のみなさん青梅のヒトが多いので、ずっこけてる姿が目に浮かぶのですが(笑)、お盆どきだし青梅ならニーサンが車出せるし、ということになったのであります。
ねこはペットホテルでご一泊です。夏場なので部屋で留守番させるのは不安がありますからね。夏じゃなきゃ一泊なら留守番してもらってもいいんだけど……。
カーチャン宅に集合、ニーサンの車で三人、一路青梅路に出発であります~。幸いこれといって渋滞にも引っかからず、お昼ぐらいに御嶽駅周辺まで到達。
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折しも行楽シーズンで、家族連れやカヌーの人で賑わっておりました。
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この辺りまで来ると流石に、多摩川といっても渓流の景観です。うちの近所の景色とは大違い。
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oume02.jpg青梅にゆかりの著名人は多いですが、そのうちのひとり、日本画家の川合玉堂の美術館が御嶽駅近くにあります。
http://www.gyokudo.jp/
ということでまずは玉堂美術館にて日本画を鑑賞。
とりあえず名前は知っていましたが(なんでも鑑定団によく名前が出てくる)、わたくしもニーサンも日本画にはとんと疎いもんでイマイチありがたみがわかっておらず、カーチャンに呆れられた次第。
とりあえず日本画界の巨匠ってことで!ちぃ覚えた(古いな)。
でも若いころの写生帳は目を見張るものがありました。普通ガガンボの原寸大写生なんてしようと思わないよ!手塚治虫じゃあるまいし(笑)!
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渓谷の中の緑豊かな美術館です。
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それから何故か車はひたすら西へ西へと突き進んだのでありました。本当はどっかで美味しい蕎麦でも食べようかトカ言っていたと思うんだけど、なんか店に入りそびれてどんどん行くうちに、
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oume08.jpg奥多摩湖まで来ちゃいました……。
なんでやねん!
しかもお店のあるあたりは駐車場がいっぱいで車停められず。
ちょっと進んだ湖畔の駐車場でひとやすみです。
お昼ごはんはけっきょく、売店で売ってたでっかいアメリカンドッグになりました。蕎麦からえらい変わりよう(笑)。
でもこのアメリカンドッグほんとにでかくて程良くカリッとしてて美味しかったです。
ちなみにアメリカンドッグとフレンチドッグは似て非なるものだから注意な!
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それからまたしばらくドライブで青梅へ戻って、今度は吉川英治記念館へ行くことにしました~。
http://www.kodansha.co.jp/yoshikawa/index.html
なんかもうすごい行き当たりばったり!でもまあガチガチな予定表とにらめっこするばかりでなくて、たまにゃーこういうゆるふわな行楽もいいか……。
公共交通機関をご利用の際は青梅線の二俣尾駅が最寄りになりますが、せっかくなのでふたつ隣の日向和田駅で降りて、散策しつつのんびり歩いて行くとよろしいのではないかと思われます。特に吉野梅郷は、プラムポックスの流行の動向如何によってはもしかしたら近年全伐採になるかもしれない可能性がありますので、見られるうちに見ておいた方がいいかも……。
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吉川英治は流石に知ってるよ!
館内には貴重な生原稿や初版本などが展示されています。『宮本武蔵』の帯のアオリに「ご老体とお孫さんが奪い合い!」とか書いてあってちょっと笑った。
館内展示のほかにも、母屋や庭園も趣のある風情ですので、あんまりちゃちゃか見ちゃわないでのんびり過ごすが吉とみましたよ。
うちはカーチャンもニーサンもせっかちなのでちゃっちゃかしちゃいましたが。なんか消化不良だな、近いうちに改めて一人で来てみようかしら……。
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なんかもうあっち行ったりこっち行ったりで旅行と言うより単なる青梅‐奥多摩間ドライブって感じになってしまいましたが、程良く時間も過ぎたのでお宿にチェックインです。
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oume11.jpg石神前駅から徒歩10分の「奥多摩清流の宿 おくたま路」というところ。
http://homepage3.nifty.com/okutamaji/index.html
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oume15.jpg三方を渓流に囲まれた立地で、全室オーシャンビューっていうか、リバービュー?で緑豊かな景観を満喫できるお宿です。数年前に全館リニューアルしたそうで、内装が真新しくて清潔感があるので気持ちがいいです♪
しばらく部屋で一休みしてから食事前に大浴場でお風呂を満喫させていただきましたのコトよ。
温泉でこそないですが、ピカピカでゆったりできるキレイなお風呂です。近辺で川遊びや山登りをした人向けに日帰り入浴もやっているそうですが、この日はあまり混雑もしておらずゆっくりできました。大浴場が混んでるとガッカリしちゃうもんね~。
お部屋は三階のどんづまりです。一人でも泊まれるけど一人だと割増料金なのよね、うむむ……。
窓から渓流のきれいな景色が見えるし、ひぐらしのなんともいえないイイ声が聞こえてくるし、う~ん癒される~、ってカンジ。

旅のお楽しみはやはり食事ですよね!
夕食は寄せ鍋&和食バイキングです。ほんとにまるっきりの和食で、ハンバーグもカレーもグラタンもスパゲティもないですよー、ってことでおかわりを取りに来たちびっ子はほぼ全員つまんなそうに何も取らずに戻っていくのが印象的だったり。
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まあなんだ、確かにちびっ子はあんまりたこぶつとかカツオのたたきとか京都風おばんざいとかは好きじゃないよな(笑)!わたくしはたいそうご満悦だけどね!
串揚げが美味しいのでもりもり食べちゃった次第ですよ。あと、テラスで焼いたヤマメ出してくれたのが美味しかったー!
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次の日は朝風呂を満喫してから朝食、売店でおみやげおかしを購入して、チェックアウトは10:00ですがちょっぴり早めの9:30頃に出発しました。
まず最初に釜の淵公園に行くつもりだったのが、またしても駐車場が空いていなかったので断念(笑)。本格的にBBQやら川遊びやらやりに来る人はもっと朝早くから来ますからね……。でも、人気スポットなんだからもっと駐車場増やせばいいのに、とちょっと思ったり、悔しかったり、ラジバンダリ。(ちょっと古い)

カーチャンのリクエストにより、釜の淵公園近くの和菓子屋さん「梅菓匠 にしむら」に立ち寄ることに。
http://umedaifuku.com/
青梅名物の梅を使った創作和菓子のお店だそうで、なんかね、「るるぶ」の秩父・奥多摩版に紹介されてたんだって。
大福の中に梅がまるごと入ってる、という「梅大福」がお目当てだったのが、何か知らんけど結局いろいろ買い込んでたよ!あ、わたくしもちょこっと「もえぎの詩」というリーフパイを購入いたしました。おみやげ用です。

青梅の市街地をぐるぐるしてみましたが、お盆の最中&月曜日なのでお店や美術館や博物館が軒並みお休みなのがちょっと痛いところ。
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一説によれば「昭和レトロ」の発祥の地は青梅なんだそうで、駅前周辺を中心に青梅の町はこの通りレトロな雰囲気です。
こういう街並みってちゃんと残すのは意外と大変で、シャッター通りにしないだけでも今の世の中苦労するのですよ。ウチの近所は結構シャタってるよ……。取り壊されてマンションになっちゃったりしてるよ……。
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月曜日だけど営業中だった「青梅赤塚不二夫会館」と「昭和レトロ商品博物館」を見に行きました。
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まずは赤塚不二夫会館へ。パパがお出迎え。
貴重な原画の数々や、トキワ荘の再現ジオラマ、赤塚先生の仕事部屋を再現した一室、などなど漫画好きにはなかなか見応えのある内容です。
昔の漫画は原稿サイズが小さかったのだなあ、とちょっとびっくりした。B6~A5サイズぐらいの原稿ばっかり。あと、世界堂の原稿用紙使ってる作品があってちょっとクスッとしました。
赤塚先生はトキワ荘に来たばかりの頃は石ノ森先生のアシスタントをやっていたそうで、紹介されているエピソードのところどころに石ノ森先生が出てくるのがちょっと微笑ましかったり。編集部から無茶振りされて原稿を落としそうになった時には逆にアシスタントやってくれたりしたそうです。
玉堂美術館とはニーサンのリアクションが全然違ってました(笑)。
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こちらは隣接する「昭和レトロ商品博物館」です。
http://showa-retro.omjk.jp/index.html
その名の通り、昭和の時代のレトロな商品が集められ展示されています。ホーロー看板は鉄板ネタだね!でも多摩地区ではちょっと畑作地域に行けばまだまだ普通にそのへんにかかってるみたいですけど……。
コーラをはじめとするさまざまなドリンク類、駄菓子屋さんの店先、アンティークなカメラの数々、レトロなボードゲームと玩具、などなど「あるある」ならぬ「あったあった」な品物が目白押しです。どの展示物に反応するかでトシがばれますね。

建物の二階は「雪女の部屋」という展示室(っていうか建物自体は普通の民家なので、田舎のじいちゃんばあちゃんちの二階って感じなんだけど)になっています。
小泉八雲の『怪談』のなかの「雪女」の舞台が青梅、当時でいうところの武蔵国(むさしのくに)西多摩郡(にしたまごおり)吉野村(よしのむら)、である縁で、小泉八雲の生涯や「雪女」のあらすじ、雪女に関する民間伝承の研究内容などが展示されています。
なんでも多摩地区、特にこのあたり一帯はその昔今とはかなり気候が違い、東北地方さながらの豪雪も珍しくはなかったそうです。小泉八雲は西多摩郡から奉公に来ていた親子から聞いた話をもとにして「雪女」を書いたのではないか、とのことです。
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まあそんなこんなでそれなりに楽しめた青梅奥多摩一泊二日の旅、なのでした~。「おくたま路」で宿泊割引券もらっちゃったので、紅葉の時期にでもまたふらっと出かけるかもしれないし出かけないかもしれません。なんか近所すぎていつでも行けるって感じなので却ってなかなかわざわざ出かけるタイミングが掴めなかったり……。



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