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【我こそ☆】夏こそ読書!好きな本を教えて! [プレスブログ]

先日2013年のNHK大河ドラマの主役に大抜擢され、世間の注目が集まっている「幕末のジャンヌ・ダルク」新島八重。
以前に上げた記事でも書きましたがわたくしこの新島八重旧姓山本八重さんの大ファンでして、このたびの大河ドラマ主役抜擢にすっかり舞い上がってしまった次第ですが、調子に乗って今まで買うのを躊躇していた関連書籍を買いあさってしまいました。
このたびプレスブログのお題が
【我こそ☆】夏こそ読書!好きな本を教えて!
とのことですので、その中からお勧めを一冊。


福本武久著『新島襄とその妻』
新島襄とその妻

新島襄とその妻

  • 作者: 福本 武久
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1983/10
  • メディア: 単行本


鶴ヶ城陥落の後、兄を頼り京都に移り住んだ後の八重の生活が描かれています。井戸の上に板を渡して裁縫をする危なっかしい八重の姿を見て気に入り結婚を申し込んだのが、のちの「同志社の父」、ジョセフ新島こと新島襄。この本では、会津武士の娘らしい毅然とした八重と、それを微笑ましく見守り温かく寄り添う襄の姿が、決して誇張しすぎることなくしかし情緒的に描かれています。
戊辰戦争で家の男たちの代わりに銃をとって戦った男勝りの八重と、クリスチャンであり女性の尊厳を尊重する襄、まさしく似合いの夫婦である二人ですが、世はまだまだ男尊女卑が色濃く残る明治時代。ときに周囲の奇異の目に晒されながらも夫婦の形を崩そうとしない二人の姿は、「肉食女子」「草食男子」の蔓延る今の世の中では却って新鮮に映るかもしれません。


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