会津若松一泊旅行（2） [おでかけ]
鶴ヶ城に到着する前にもいくつかチェックポイント。
會津酒造歴史館。
http://www.miyaizumi.co.jp/aizusyuzou.html
宮泉さんって蔵元が仕込み蔵を一般公開していて、仕込み時季の冬場以外は実際の作業場を見学できます。他にも資料館や直売店舗、利き酒コーナーがあって酒呑みには必見ポイントかもしれませぬ。
「小原庄助さん愛用の石風呂」なんてのが展示してあって笑った。ある意味会津で一番の有名人だよね、小原庄助さん……。モデルになった人物は何人かいたようですが、とりあえず歌の中の小原庄助さんはあくまでも架空の人物だそうです。
物販コーナーで大吟醸とぐい呑み買ったじぇ！木彫りのちっこいぐい呑みで、可愛いのでつい2個買ってしまった。1個おかんにあげようっと。
西郷頼母邸跡。立ち寄った時にはまだ真新しいお線香が煙を立てておりましたので、お参りする人が後を絶たないのではないでしょうか。
西郷頼母は戊辰戦争時の会津藩家老だった人物。会津藩が政局に巻き込まれることを危惧し、京都守護職就任に反対した為に一度は解任され、家老職に復帰してからも徹底抗戦に最後まで反対した為に城を追われることとなりました。後に残された一族二十数名は官軍が鶴ヶ城下に突入してきた際、みなこの場所で自刃して果てたのだそうです。
会津にはこんな悲しい場所ばっかりです。歴史の流れとはいえ無情ですね……。
いよいよお城の入口まで来ました！……が、その前に腹ごしらえ。
会津に来たからにはやはり地元の味をいただきたいものですが、ここは庶民として最近話題のB級グルメでいきましょう。ということで、昼食は「会津ソースかつ丼」にけって～い。
http://aizu-katudon.com/
鶴ヶ城北出丸の入口のところにある「ハトヤ食堂」さんでいただきました。
味噌汁とお豆腐とお漬物つきで￥900ナリ。ソースはウスターソースっぽいさらっとしたソースで、お味はちょっと甘めです。揚げたてサックサクのカツにソースが程良くじゅわ～っとしみ込んで、うーんなんともいえませーん。おいちい！
衣が薄いのでソースがしみてもベタベタした感じにならず、千切りキャベツとのマッチングがほどよい塩梅。丼ものだけどあまり量は多くないので、女性でも無理なく食べきれるサイズです。
ここのお店、20人も入ればいっぱいになっちゃいそうな、いかにも街の大衆食堂といった風なお店でした。レジスターがすっごい年代物だったのがびっくりした。
腹ごしらえも済んだところでいよいよお城へ。途中にいくつかお店を通り過ぎて、石垣の間を抜けて本丸に入ります。
天気も良くって青い空に天守閣がよく映えます。修復が終わって、黒瓦から赤瓦に葺きかえたばかり。
入口のそばに謎のゆるキャラが……。会津若松の観光PRキャラクター「お城ボくん」だそうです。
入場料金を払って天守閣内へ。撮影禁止なので中の写真はありません、ごめりんこ。
中は全五層の郷土博物館になっていて、歴代藩主の歴史、会津の郷土品や江戸時代の城下の生活、戊辰戦争の詳しい解説などが展示されています。着物着たり、実物と同じ重さの銃のレプリカを手に取ったりできるコーナーもあります。
そしてやはりもっとも充実しているのは白虎隊と戊辰戦争の展示コーナー。
『明日よりは何処かの誰か眺むらむ 馴れにし大城に残る月影』
これは鶴ヶ城が落城し、城を追われる際に山本八重が簪で城壁に刻んだ句です。資料によって若干違っていて、「明日よりは」が「明日の夜は」、「なれにし」が「なれし」、「大城」が「御城（おしろ、みしろ）」になっているものもあります。がしかし言いたい事はわかりますよね。
ところでいまさらナンですが、さんざっぱら八重さん八重さんと書いてきましたが一部の書簡などには「八重子」と署名しているので、ひょっとすると本名は八重子なのかもしれません。んーでも、お八重さんのことだから、結婚した後に明治の流行に乗って勝手に（笑）名乗ってたんじゃないかって気もするんだよなー。
天守閣のてっぺんからバルコニーに出られます。新しく葺き替えたばかりの赤瓦がよく見えますね！がしかし、この時すごい強風が吹いていたので、うかつに外に出るとぶっ飛ばされそうでちょっと恐かった……。
あーそうそう、恐かったといえば、この天守閣登ってる時何故だか突然腰痛が再発してしまったのです（笑）！なんでじゃ！テンション上がり過ぎた所為だろうか……。いや、急にギックリきてかなり焦りましたよ……。
荒城の月碑。春高楼の花の宴、のアレです。鶴ヶ城や青葉城などあっちこっちのお城が構想元になってるそうで、この記念碑は昭和22年に建てられたそうです。作詞の土井晩翠が訪れた頃の鶴ヶ城はまさしく荒城だったことでしょう。
こちらは茶室「麟閣」、千利休の子・少庵が建てたと言われる茶室です。千利休が切腹を命じられた際、当時の鶴ヶ城の城主・蒲生氏郷（織田信長の娘婿）が少庵を匿い、その縁でこの茶室が作られたとのこと。
枝垂れ桜がとても綺麗に咲いていました。中で職員のおばちゃんが無造作につくばいでじゃぶじゃぶ洗濯してた……（笑）。
さてさて、時間が許せばいつまででも見ていたかったのですが、どんどん風が強くなってきて寒くなってきたのと、フト気が付いたらもうチェックインの時間とっくに過ぎてたので、名残惜しくもおいとますることにしました。
来た時は快晴だったのになにやら曇ってきました。
帰り際にお堀で1枚。
ホテルはちょっと街中へ戻ったところの「會津つるやホテル」です。特に何も考えないでネットでポチって予約入れただけなので、何の変哲もない普通のシングルです。和室にしてもよかったけど、一人だからねえ。
朝食のみプランなので夕食をどこかヨソで食べなきゃいかんのですが、チェックインの後一息ついてのんびり油断してたら夕方通り越して夜になっちゃって、あわてて付近をウロウロするもお店がみんな閉まっちゃった。
でもでもでも～、東京ならまだ余裕で普通のご飯のお店開いてる時間帯だよ～（PM8：00）！このへん店閉まるのはえーなあ（笑）！
女一人でご飯食べられそうな店を探すも、開いてるとこが寿司屋と居酒屋しかありません。そもそも、青春広場でカレー焼きそば食べようと目論んでいたというのに、行ってみたらもうさっさと閉まっちゃってましたよ。ひどいや！
仕方が無いのでしばらく歩いて、商店街の中にあった（商店街ももう片っ端から閉まってたのでびっくりした）「会津の味処 桐」というお店にやっとこさ辿りつきました。
http://kiri4649.web.fc2.com/index.html
会津は手打ちそばもいいよ～と小耳にはさんだ覚えがあったので「ミックス天ざる」をいただきました！
いわゆる「三たて」でチョー美味しかったデス！ひきたて、打ちたて、ゆでたて！ひきたてかどうかはわかりませんけど（笑）、おいしかった！
翌朝ホテルの朝食をいただいて、ちょっと早いかと思ったけど9：30ぐらいでチェックアウトしました。バスに乗るほどの距離でもないので、会津若松駅までぶらぶら徒歩。
野口英世青春通りをまっすぐ歩いて、途中で「会津町方伝承館」というのがあったのでちょっと寄り道しました。オープンテラスがカフェスペースになっていて、中に入ると一階は民芸品や地酒の販売、二階は伝統工芸などの展示スペースです。
せっかくなのでここでもいろいろ買っちゃいました。会津塗りのグラスとか。
会津若松駅の赤べこさんです。ちゃんと首がゆらゆらしてます。
もちろん白虎隊隊士像もあります。それにしてもせっかく会津に来たのに今回は飯盛山に行かなかったなあ。今回は何はともあれ鶴ヶ城！というのが目的だったので……。近いうちに是非とももう一度来たい所存であります。
帰りの新幹線が郡山13：24発だから会津若松駅には正午ぐらいまでに行けば充分なんですが、なにせ磐越西線が一時間に一本なので、念のために一本前倒ししときました。それでもまだ充分に時間があったので、これで最後とばかりにお土産買いまくり。お店に寄り損ねた「會津葵」の「かすてあん」を発見したのですかさずゲット！会津チーズまんじゅうもゲットだぜ！
えー、そんなわけで急に思い立って一人で行ってきた会津若松の旅、ささやかな一泊旅行でしたがたいそう楽しくて良い思い出になりました！
復興支援も兼ねて惜しみなく散財するつもりでしたが、一泊だとなかなかそうもいかないね。とにかく思いつく限りでお土産買いまくってみたのですがどうでしょう！
とりあえず「お約束」はひととおりおさえたつもりですがいかがでしょう。
今度は紅葉の頃にでも行ってみたいです。アイシャルリターン！
會津酒造歴史館。
http://www.miyaizumi.co.jp/aizusyuzou.html
宮泉さんって蔵元が仕込み蔵を一般公開していて、仕込み時季の冬場以外は実際の作業場を見学できます。他にも資料館や直売店舗、利き酒コーナーがあって酒呑みには必見ポイントかもしれませぬ。
「小原庄助さん愛用の石風呂」なんてのが展示してあって笑った。ある意味会津で一番の有名人だよね、小原庄助さん……。モデルになった人物は何人かいたようですが、とりあえず歌の中の小原庄助さんはあくまでも架空の人物だそうです。
物販コーナーで大吟醸とぐい呑み買ったじぇ！木彫りのちっこいぐい呑みで、可愛いのでつい2個買ってしまった。1個おかんにあげようっと。
西郷頼母邸跡。立ち寄った時にはまだ真新しいお線香が煙を立てておりましたので、お参りする人が後を絶たないのではないでしょうか。
西郷頼母は戊辰戦争時の会津藩家老だった人物。会津藩が政局に巻き込まれることを危惧し、京都守護職就任に反対した為に一度は解任され、家老職に復帰してからも徹底抗戦に最後まで反対した為に城を追われることとなりました。後に残された一族二十数名は官軍が鶴ヶ城下に突入してきた際、みなこの場所で自刃して果てたのだそうです。
会津にはこんな悲しい場所ばっかりです。歴史の流れとはいえ無情ですね……。
いよいよお城の入口まで来ました！……が、その前に腹ごしらえ。
会津に来たからにはやはり地元の味をいただきたいものですが、ここは庶民として最近話題のB級グルメでいきましょう。ということで、昼食は「会津ソースかつ丼」にけって～い。
http://aizu-katudon.com/
鶴ヶ城北出丸の入口のところにある「ハトヤ食堂」さんでいただきました。
味噌汁とお豆腐とお漬物つきで￥900ナリ。ソースはウスターソースっぽいさらっとしたソースで、お味はちょっと甘めです。揚げたてサックサクのカツにソースが程良くじゅわ～っとしみ込んで、うーんなんともいえませーん。おいちい！
衣が薄いのでソースがしみてもベタベタした感じにならず、千切りキャベツとのマッチングがほどよい塩梅。丼ものだけどあまり量は多くないので、女性でも無理なく食べきれるサイズです。
ここのお店、20人も入ればいっぱいになっちゃいそうな、いかにも街の大衆食堂といった風なお店でした。レジスターがすっごい年代物だったのがびっくりした。
腹ごしらえも済んだところでいよいよお城へ。途中にいくつかお店を通り過ぎて、石垣の間を抜けて本丸に入ります。
天気も良くって青い空に天守閣がよく映えます。修復が終わって、黒瓦から赤瓦に葺きかえたばかり。
入口のそばに謎のゆるキャラが……。会津若松の観光PRキャラクター「お城ボくん」だそうです。
入場料金を払って天守閣内へ。撮影禁止なので中の写真はありません、ごめりんこ。
中は全五層の郷土博物館になっていて、歴代藩主の歴史、会津の郷土品や江戸時代の城下の生活、戊辰戦争の詳しい解説などが展示されています。着物着たり、実物と同じ重さの銃のレプリカを手に取ったりできるコーナーもあります。
そしてやはりもっとも充実しているのは白虎隊と戊辰戦争の展示コーナー。
『明日よりは何処かの誰か眺むらむ 馴れにし大城に残る月影』
これは鶴ヶ城が落城し、城を追われる際に山本八重が簪で城壁に刻んだ句です。資料によって若干違っていて、「明日よりは」が「明日の夜は」、「なれにし」が「なれし」、「大城」が「御城（おしろ、みしろ）」になっているものもあります。がしかし言いたい事はわかりますよね。
ところでいまさらナンですが、さんざっぱら八重さん八重さんと書いてきましたが一部の書簡などには「八重子」と署名しているので、ひょっとすると本名は八重子なのかもしれません。んーでも、お八重さんのことだから、結婚した後に明治の流行に乗って勝手に（笑）名乗ってたんじゃないかって気もするんだよなー。
天守閣のてっぺんからバルコニーに出られます。新しく葺き替えたばかりの赤瓦がよく見えますね！がしかし、この時すごい強風が吹いていたので、うかつに外に出るとぶっ飛ばされそうでちょっと恐かった……。
あーそうそう、恐かったといえば、この天守閣登ってる時何故だか突然腰痛が再発してしまったのです（笑）！なんでじゃ！テンション上がり過ぎた所為だろうか……。いや、急にギックリきてかなり焦りましたよ……。
荒城の月碑。春高楼の花の宴、のアレです。鶴ヶ城や青葉城などあっちこっちのお城が構想元になってるそうで、この記念碑は昭和22年に建てられたそうです。作詞の土井晩翠が訪れた頃の鶴ヶ城はまさしく荒城だったことでしょう。
こちらは茶室「麟閣」、千利休の子・少庵が建てたと言われる茶室です。千利休が切腹を命じられた際、当時の鶴ヶ城の城主・蒲生氏郷（織田信長の娘婿）が少庵を匿い、その縁でこの茶室が作られたとのこと。
枝垂れ桜がとても綺麗に咲いていました。中で職員のおばちゃんが無造作につくばいでじゃぶじゃぶ洗濯してた……（笑）。
さてさて、時間が許せばいつまででも見ていたかったのですが、どんどん風が強くなってきて寒くなってきたのと、フト気が付いたらもうチェックインの時間とっくに過ぎてたので、名残惜しくもおいとますることにしました。
来た時は快晴だったのになにやら曇ってきました。
帰り際にお堀で1枚。
ホテルはちょっと街中へ戻ったところの「會津つるやホテル」です。特に何も考えないでネットでポチって予約入れただけなので、何の変哲もない普通のシングルです。和室にしてもよかったけど、一人だからねえ。
朝食のみプランなので夕食をどこかヨソで食べなきゃいかんのですが、チェックインの後一息ついてのんびり油断してたら夕方通り越して夜になっちゃって、あわてて付近をウロウロするもお店がみんな閉まっちゃった。
でもでもでも～、東京ならまだ余裕で普通のご飯のお店開いてる時間帯だよ～（PM8：00）！このへん店閉まるのはえーなあ（笑）！
女一人でご飯食べられそうな店を探すも、開いてるとこが寿司屋と居酒屋しかありません。そもそも、青春広場でカレー焼きそば食べようと目論んでいたというのに、行ってみたらもうさっさと閉まっちゃってましたよ。ひどいや！
仕方が無いのでしばらく歩いて、商店街の中にあった（商店街ももう片っ端から閉まってたのでびっくりした）「会津の味処 桐」というお店にやっとこさ辿りつきました。
http://kiri4649.web.fc2.com/index.html
会津は手打ちそばもいいよ～と小耳にはさんだ覚えがあったので「ミックス天ざる」をいただきました！
いわゆる「三たて」でチョー美味しかったデス！ひきたて、打ちたて、ゆでたて！ひきたてかどうかはわかりませんけど（笑）、おいしかった！
翌朝ホテルの朝食をいただいて、ちょっと早いかと思ったけど9：30ぐらいでチェックアウトしました。バスに乗るほどの距離でもないので、会津若松駅までぶらぶら徒歩。
野口英世青春通りをまっすぐ歩いて、途中で「会津町方伝承館」というのがあったのでちょっと寄り道しました。オープンテラスがカフェスペースになっていて、中に入ると一階は民芸品や地酒の販売、二階は伝統工芸などの展示スペースです。
せっかくなのでここでもいろいろ買っちゃいました。会津塗りのグラスとか。
会津若松駅の赤べこさんです。ちゃんと首がゆらゆらしてます。
もちろん白虎隊隊士像もあります。それにしてもせっかく会津に来たのに今回は飯盛山に行かなかったなあ。今回は何はともあれ鶴ヶ城！というのが目的だったので……。近いうちに是非とももう一度来たい所存であります。
帰りの新幹線が郡山13：24発だから会津若松駅には正午ぐらいまでに行けば充分なんですが、なにせ磐越西線が一時間に一本なので、念のために一本前倒ししときました。それでもまだ充分に時間があったので、これで最後とばかりにお土産買いまくり。お店に寄り損ねた「會津葵」の「かすてあん」を発見したのですかさずゲット！会津チーズまんじゅうもゲットだぜ！
えー、そんなわけで急に思い立って一人で行ってきた会津若松の旅、ささやかな一泊旅行でしたがたいそう楽しくて良い思い出になりました！
復興支援も兼ねて惜しみなく散財するつもりでしたが、一泊だとなかなかそうもいかないね。とにかく思いつく限りでお土産買いまくってみたのですがどうでしょう！
とりあえず「お約束」はひととおりおさえたつもりですがいかがでしょう。
今度は紅葉の頃にでも行ってみたいです。アイシャルリターン！
インスタグラムはじめました
旅行記ＵＰお疲れ様です！
楽しかったみたいでうらやましー。
おみやげたっぷりなのもステキにゃ～。
（特に私はままどぉるのファンなので(笑)）
そして私はソースかつに興味津々。
実は新潟のタレかつが好きで、
以前新宿に福島物産展が来たときもそんな感じのカツを
デパートのイートインで食べたよ！実はソースかつだったのかも。
おいしいよね！
by 伽羅 (2011-05-20 00:28)
ままどおるもいいけど、予想外でヒットだったのが「会津チーズまんじゅう」！
ちょーウマいよ！
まんじゅうと名はついてるけど、皮はしっとりしたベイクドチーズケーキ風味で、
中にチーズがカタマリでごろっと入ってるの。
ソースかつ丼はお店によって
スタイルや味に色々バリエーションがあるみたいです。
また行ったら違うお店で食べてみたい。
by MIYAVI (2011-05-20 19:33)