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団地ともお夏休みSP・戦争ってなんなんだろうなともお [感想]

NHKアニメの中でも一部の人々にカルト的人気を博し(笑)、放送終了した現在も人気の衰えない『団地ともお』。
そのともおが
「団地ともお」スペシャル~夏休みの宿題は終わったのかよ?ともお~
として夏休みSPで帰ってきました。
そこはNHKらしく、SPのテーマは「終戦70年」。いつものともおワールドの中のちょっとした描写にグッと考えさせられるものがあちこち散りばめられており、子供は素直に楽しめ大人は深く考えさせられる、という逸品でした。今風に言うなら「神回」。

夏休みの宿題で「戦争について」の作文が出されるのですが、そもそも戦争が何なのかがちっともわからないともお。普段はあんなにスポーツ大佐に夢中なのにね(笑)。でも小学生なんだから当り前です。
登校日に先生に質問するともお。
「終戦の日って、嬉しい日なのか悲しい日なのかわからない」
「戦争が終わったのは嬉しいけど、でも負けて終わって、たくさんの人が死んだのは悲しいし」
ごもっともです。
そんなともおの素朴な疑問に答えられない本田先生。そりゃそうでしょう、たぶん私だって答えられないよ。

委員長がいつものように将棋クラブで過ごしていると老人たちが戦争について語りだします。最初は何気ない世間話だったのが、ヒートアップしてやがて乱闘寸前の大ゲンカに……。人によって戦争についての考え方は様々ですからね。ましてや体験世代では。
「戦争の話はきらい」と呟く委員長。委員長の足元にケンカで飛んできた将棋の駒がバラバラと散らばるカットが秀逸です。将棋の「駒」が何をあらわすものなのか、といえば……こんな野暮な事はいちいち書くまでもないですね。

グラウンドの場所取りで女子たちと言い争いになり、境界線の引き方でひとしきり揉めた後日、遠くの神社まで昆虫採集に遠征したともお。がしかし地元の子たちに見つかってしまい、違う町のやつが来るな!とここでも揉め事に。ともおは「うちの町だ」と主張しますが、町内案内地図まで連れていかれて論破されてしまいます。
ここでともおが一言、「そういやこないだも境界線で揉めたなあ」。

夏休みの終わりは花火大会。ケンカした人もそうでない人も、将棋クラブの老人たちも、仲良く一緒に花火を見ています。
日本の花火大会は、亡くなった人たちへの慰霊のためにお盆に花火を揚げたのが起源です。

朝早い時間帯だったので見逃した人も多いかも……。NHKはなんで『団地ともお』をオンデマンド配信していないのですか(怒)!
見逃してしまった人は8/18に再放送があるそうなので、お見逃しなく。



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