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プリキュアという幻想 [感想]

『魔法つかいプリキュア!』が今日最終回だったわけですが、私にとってまほプリは「キャラクターは好きなんだけどなんか話が面白くない……」という典型みたいな作品でして、一年間ずーっとモヤモヤしながら観てたんですよ。

今の今になってそのモヤモヤの原因がなんとなくわかりました。

前作の『Go!プリンセスプリキュア』と、この『魔法つかいプリキュア!』って、テーマがある意味で全くの正反対なんです。
Goプリのテーマが「成長し続ける事」「夢の為に努力し続ける事」「決して立ち止まらない事」だったのに対して、まほプリは「エブリデイマジック」「夢を叶える素敵な魔法」「いつも通りの幸せな毎日がずっと続きますように」がテーマ。

一年間ずっと、春野はるかとその仲間たちの辛く厳しく決してあきらめない過酷な“プリンセス道”を時には涙しながら見守ってきた身としては、まほプリが「モヤモヤする」のは当然といえば当然だったのです(笑)!

まほプリの登場人物たちの願いは「いつまでもみんないっしょ」「いつまでも毎日幸せ」であって、それを叶える手段は徹夜でドレスを縫ったり経験したことのないバレエに挑戦したりすることじゃなくて、ケーンをさっとひと振りして一言唱えるだけの「魔法」。
しかも一度きっぱり決別した筈のその魔法、大学生にもなってまだ未練たらたらで、結局またその甘ったるい「魔法の日常」に戻ってしまった!なんじゃそりゃ!

……わたくし実を申せばクリィミーマミ直球世代なんで「魔法の期限は一年間」っていうの、常識だと思ってるんですね(笑)。だからこういうタイプの「月に帰らなかったかぐや姫」タイプのエンディングって、きらーい。
(ああ言っちゃった)



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